著作権 | Slingbox Fan

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リアルタイムの情報

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Slingbox のおかげで、海外にいても日本からの情報がほぼリアルタイムで入ってくる。ひと昔前までは文字データだけだったが、もはや映像でさえ、瞬時に国境という枠を超え、インターネットさえつながればどこでも得ることは可能である。これはインターネット時代の必然性であり、誰もこの流れは止めることはできないだろう。

海外に住む者として今回、Slingbox によって日本の生の情報を得ることができ、とてもありがたく思っている。映像転送装置について著作権云々を言うのであれば、各テレビ局がインターネットで映像データを流せばいいではないか。yahoo や ustream で一部民法を流していたようだが、何故テレビ局がそれをやらないのか。古いルールがじゃまになるのであれば、新しいルールを作ればいいではないか。そうすれば Slingbox などあまり必要なものではない。

このたびの東北関東大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

最高裁が「まねきTV」訴訟で原判決を破棄差し戻し

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日本という国がまた分からなくなってきた。

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主 文

原判決を破棄する。
本件を知的財産高等裁判所に差し戻す。

理 由

上告人X1代理人梅田康宏ほかの上告受理申立て理由並びに上告人X2代理人松田政行ほか,上告人X3代理人岡崎洋ほか,上告人X4代理人前田哲男ほか,上告人X5代理人伊藤真ほか及び上告人X6代理人尾崎行正ほかの上告受理申立て理由(ただし,いずれも排除されたものを除く。)について

1 本件は,放送事業者である上告人らが,「まねきTV」という名称で,放送番組を利用者からの求めに応じ自動的に送信する機能を有する機器を用いたサービス(以下「本件サービス」という。)を提供する被上告人に対し,本件サービスは,各上告人が行う放送についての送信可能化権(著作権法99条の2)及び各上告人が制作した放送番組についての公衆送信権(同法23条1項)を侵害するなどと主張して,放送の送信可能化及び放送番組の公衆送信の差止め並びに損害賠償の支払を求める事案である。

2 原審の確定した事実関係の概要は,次のとおりである。
(1)上告人ら(上告人X4を除く。)は,放送事業者であり,それぞれ,原判決別紙放送目録記載のとおり,同目録記載の各放送(以下,同目録記載の各放送を「本件放送」と総称する。)について送信可能化権を有する。Aは,放送事業者であった者であり,同目録記載のとおり,同目録記載の放送について送信可能化権を有していた。 Read More »

インターネットTV配信への姿勢

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2009年4月14日の読売新聞に、TVのネット配信に関する記事が載った。その記事によると、「放送局などがテレビ番組をネットで配信するには、著作権を持つ脚本家や原作者、著作隣接権のある出演者などから漏れなく許諾を得る必要がある」とのこと。そして、この煩雑性を解消するために、今回、新機構が立ち上げられる。その名も、「映像コンテンツ権利処理機構(仮称)」というらしい。

この新機構は、「番組のネット配信を希望する放送局などから許諾申請を一括して受け付ける窓口」となり、また、「放送局との間で、ネット配信で得られる利益を配分する指針作りを協議する」とのこと。

「映像コンテンツ権利処理機構(仮称)」を5月までに設立、そして運用は2010年4月以降の予定で、「過去のテレビ番組のインターネット配信を容易にすることが狙い」。

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著作権や著作隣接権絡みで、インターネットでテレビを配信するのは簡単なことではない。しかし、今回、「映像コンテンツ権利処理機構(仮称)」ができたことで、一歩前進した。「脚本家、原作者、そして出演者などから漏れなく許諾を得る必要」という部分が変わってくるかもしれない。これは明らかに時代の流れに沿った動きだ。この組織が実際に「機能」すれば、明らかに映像のネット流通に追い風になり、今後変わってくるだろう。

しかし、例えインターネットでテレビが見れるようになったとしても、海外へ配信できないコンテンツもある為、日本国内限定になるかもしれない。海外居住者は、Slingboxにまだまだお世話になりそうだ。

References:

「TVのネット配信、出演者の権利一元処理」
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20090414-OYT8T00360.htm

「出演者の権利を一元処理、番組のネット配信促す新組織設立へ 」
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/04/14/23132.html

「放送番組のネット配信ルール作り前進 業界団体、5月にも新機構」
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090415AT1D140AS14042009.html

「著作権(ちょさくけん)って?」
http://www.jasrac.or.jp/park/whats/

海外へのテレビ転送と著作権問題

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過去数年間、日本のテレビ番組をインターネットを使って海外でも視聴できるようにするサービスは著作権法に違反するとして、テレビ局とサービス業者の間で激しく争われてきた。有名な事例としては、「録画ネット事件」そして「まねきTV事件」などがある。「まねきTV事件」でのサービス業者の勝訴で前進した新しいインターネットの時代における著作権問題だが、今度は「ロクラク事件」でまた一歩前進した。

ロクラク事件とは、海外と国内に設置し、日本のテレビ番組を海外で見られるようにするロクラクIIをレンタルしていた日本デジタル家電を、複製権の侵害だとしてテレビ局が裁判に踏み切ったもの。

ロクラク事件は、一審ではテレビ局側の勝訴だったが、2009年1月27日、知財高裁は逆転して「著作権は侵害していない」という判決を出した。つまり今回の判決で「サービスの利用態様が明らかに個人の私的複製と変わらないような『機器』や『サービス』であれば著作権侵害にはあたらない」と明確に認めたととなった。この後は、恐らく最高裁に上告と思われるが、この判決は著作権団体や放送局にとっては衝撃的なものであっただろう。「いいかげんにしろ」といってやった感じだろうか。

この流れで、ARIBの運用規定も改正して、地デジを不条理な不自由さから開放してほしい。そして、Sonyあたりから地デジ対応の新しいロケフリが出ないだろうか。

References:

「テレビ局はなぜ負けた? 津田氏に聞くロクラク事件」
http://ascii.jp/elem/000/000/212/212233/

「TV番組の録画・転送サービスは適法 知財高裁判決」
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090127AT1G2703H27012009.html

「日本デジタル家電事件控訴審判決の続き」
http://stuvwxyz.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-28a7.html

「著作権侵害差止等請求控訴事件」
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20090128154308.pdf

「著作権と知的財産権]」
http://www.jasrac.or.jp/profile/copyright/index.html